「みぃ、今日は“大寒”よ」
朝、薬草棚の整理をしていたら、師匠がそう言って小さな鉄瓶を火にかけました。
わたしはうっかり窓を開けっぱなしにしてしまって、冷たい風が部屋いっぱいに……。
「きゃっ、寒い!」
「ふふ、だから大寒なのよ」
一年でいちばん寒い時期。
でも師匠は、寒さを嘆くどころか「整えるには最高の季節」と言うのです。
「体が冷えるときほど、自然の力がよく働くの。ハーブも、薬草もね」
わたしはその言葉を聞いて、今日のノートを開きました。
冷えと疲れをやさしく整える、大寒の過ごし方――しっかり学ばなくちゃ。
はじめに
「最近、体が冷えて眠れない…」
「なんだか疲れが取れにくい…」
そんな声を、この時期になるとよく耳にします。
実はその不調、“大寒”という季節の性質と深く関係しているんです。
大寒は、一年でいちばん寒さが厳しく、体も心もぎゅっと縮こまりやすい頃。
でも見方を変えると、内側から整える力が高まる時期でもあります。
ハーブや薬草の力を借りて、じんわり温め、巡らせる。
今回は、師匠から教わった大寒のセルフケアを、みぃの言葉でたっぷりお届けします。
大寒は1年で最も冷える時期|実は「整えどき」
大寒は、暦の上で一年でもっとも寒さが深まる時期。気温が下がると、体は熱を逃さないように血管をぎゅっと縮めます。
その結果――
・手足の冷え
・肩こり
・体のだるさ
・眠りの浅さ
こんなサインが出やすくなります。
でも師匠は言いました。
「冷えを感じるのは、体が『助けて』って言ってる合図。
ここで温めてあげると、春がとっても楽になるのよ」
東洋の考え方では、この時期は“腎”の力を守ることが大切とされます。
だからこそ、大寒は温めて・巡らせて・休ませることが大切なんです。
大寒ってどんな季節?
大寒は、二十四節気のひとつで、1月20日頃から立春までの約15日間。
昔の人は、この澄んだ寒さを利用して、発酵や保存、心身を鍛える修行をしていました。
今の暮らしでは、
乾燥・運動不足・自律神経の乱れが重なりやすい時期。
だからこそ、無理に動くより
**「巡りを整えて、春に備える静かな時間」**として過ごすのがおすすめです。
どうして大寒は冷えや疲れが出やすいの?
寒さは体にとってストレス。
すると交感神経が優位になり、体は常に緊張モードに。
その結果、
・血流が滞る
・内臓の働きが落ちる
・疲れが抜けにくくなる
だから大寒の養生は、
温めて、副交感神経をゆるめることが第一歩。
白湯、湯船、香り。
小さな習慣が、体を安心させてくれます。
みぃが実践中|大寒の心と体の整え方
師匠に言われて、わたしが気をつけていることはこの3つ。
・温める
・緩める
・がんばりすぎない
朝は白湯で体を起こして、
夜はぬるめのお風呂にゆっくり。
「今日は寒かったなぁ」
そんな日は、ハーブティーを両手で包んで飲むだけでも十分です。
冷えと疲れを整えるハーブ・薬草の力
自然の中で育ったハーブや薬草には、
体を温め、巡りを助ける力があります。
冷え対策におすすめのハーブたち
・ジンジャー:血流を促し、体の芯からぽかぽか
・エルダーフラワー:発汗を助け、免疫をサポート
・シナモン:冷えやすいお腹を温める
・ローズマリー:巡りを良くして、疲れをスッと流す
・ヨモギ:女性の冷えや不調に寄り添う薬草
師匠いわく、
「どれかひとつでいいの。相棒を見つけなさい」
ハーブティーで巡りを整える時間
・朝:ジンジャー×シナモン
・昼:ローズマリー×エルダーフラワー
・夜:ヨモギ×ラベンダー
ハーブティーは、飲む魔法というより
自分の体の声を聞く時間。
香りを感じて、ゆっくりひと口。
それだけで、心がふっと緩みます。
お風呂と香りで温める簡単ケア
乾燥ハーブを布袋に入れて湯船へ。
ヨモギやジンジャーでぽかぽか、
カモミールでお肌もしっとり。
香りは、心に直接届く近道。
ローズマリーやラベンダーを漂わせるだけで、深呼吸が自然と深くなります。
食と暮らしで大寒を味方に
根菜、発酵食品、温かい汁物。
冬の食材は、体を守る知恵のかたまりです。
冷たい飲み物や甘いものは控えめに。
「ちょっと温かい」を選ぶだけで、体は変わってきます。
大寒は、春の準備期間
大寒は、ただ寒いだけの季節じゃありません。
冷えと向き合い、整え、力を蓄える時間。
ハーブ、香り、食事、暮らし。
できることを、できる分だけ。
わたしもまだ失敗ばかりだけど、
昨日より少し、自分にやさしくできたら合格だと思っています🌿
師匠のひとことアドバイス
「冬に無理をしない人は、春に自然と動けるのよ。
整えることは、怠けることじゃないわ」
大寒は、がんばらない勇気を育てる季節。
ハーブと薬草を味方に、あたたかく過ごしていきましょう🍵✨


コメント